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タイベック®スマート

タイベック®スマート

製品特長

「ザバーン®BF」は製品改良を行い、「タイベック®スマート」へとリニューアルされました。
ヨーロッパでは「スマートベーパーバリア」と呼ばれる、冬は防湿、夏は透湿する可変透湿・気密シートです。

冬は防湿、夏は透湿

年間を通して気密性はしっかりと確保しながら、壁体内の湿度条件に応じて、透湿性が変化する特殊な気密シートです。
タイベック®スマート

優れた経年耐久性

透湿防水シートとして、30年以上の実績を誇るタイベック®を基材として使用しています。

抜群の強度

従来製品に比べ2倍以上の引張強度を有し、タッカー穴の広がりも少なく、よりいっそう長期的な気密性を確保しやすい製品です。

絶対湿度毎の透湿抵抗値
タイベック®スマートは、湿度条件に応じて変化する特殊樹脂をデュポン™タイベック®にコーティングしています。
この特殊な機能により、夏の高温多湿条件においては、透湿抵抗が低下し壁体内の湿気を室内側へ放出することが可能になります。
※シート内側及び外側の平均温湿度が23℃75%になる場合の内外平均絶対湿度は15.4g/m3となります。この程度の湿度条件において、十分な透湿性を発揮することでカビや結露を抑制することが可能になると考えられます。
スマートベーパーバリアの必要性

これからの高気密高断熱住宅では温暖地でも気密シート施工が必要です。
しかし、通常の防湿気密シートの場合、夏型結露の心配があります。
寒冷地でも木材の初期含水率が高い場合は、夏場のムレによるカビの心配があります。
そこで開発されたのがスマートベーパーバリアです。

夏型結露やカビの主な原因
1. 室内外の温度勾配(水蒸気移動)
2. 温度上昇による構造材の蒸し返し

夏は、温度勾配によって、湿気は室内側へ移動する傾向がありますが、通常の防湿気密シート(PEシート)が施工されている場合、断熱材とPEシート間の湿度は、極めて高くなる恐れがあります。とりわけ新築直後の構造体や基礎コンクリートから放出される湿気は多く、壁体内の湿度は高くなり、リスクは更に高まります。

また、通気層工法を伴わない壁体や屋根断熱構造の場合は、特に初期含水を放散できす、通常の防湿気密シートにより、湿気を壁体内に封じ込めてしまう可能性があります。

スマートベーパーバリアは気密性を保ちつつ、高湿度環境下では、湿気を通し夏型結露やカビ発生抑制効果を発揮します。

夏型結露のメカニズム

参考文献
本間義規:通気阻内の放射伝熱および通気風量を考慮した断熱璧体の熱水分同時移動解析.日本建築学会大会学術講演梗慨集, 301-302, 2012年9月

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製品詳細

印刷用PDFファイル

タイベック®スマート物性表




項目 測定値 JISA6930規格値 試験方法(準拠)
引張強度
(N/5cm)
378 - JIS-L1096
376
引張伸度
(%)
17 - JIS-L1096
20
つづり針保持強さ
(N)
47 15以上 JIS A6111
43
透湿抵抗
(m2・s・Pa/ng)
0.154 0.144以上 JIS A1324
※ 23℃/ 50%RH
(カップ内 0%RH)
発火性 発火は認められなかった 発火しないこと JIS A6930
目付け
(g/m2
92 - JIS-L1096
厚み
(mm)
0.21 - JIS-L1096
漏気性 漏気なし - JIS P8117(B法)


加熱処理後の縦方向
引張切断伸び残率(%)
64 50以上 JIS A6930
アルカリ処理後の縦方向
引張切断伸び残率(%)
100 80以上 JIS A6930

タイベック®スマート規格

画 像 製 品 サイズ
タイベックRスマート タイベック®スマート 幅1.5m×長さ30m巻

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施工方法

タイベック®スマートは、可変透湿・気密シートです。 常時、気密を確保しつつ、冬は防湿シートと同等の防湿性を有し、夏は透湿防水シートのように透湿性を発揮することにより、壁体内結露やカビを抑制することができるシートです。
通常の防湿気密シートと同様の方法で施工ができます。
タイベック®スマート
※本製品は可変透湿・気密シートです。
外壁下地用透湿防水シートとしては利用できません。
施工に関する基本的な考え方
建物全体の気密性や結露防止性を保つために、断熱材の内側で、切れ目なく連続した状態でシートを施工することが基本です。

下記は一般的な施工参考例とし、建築様式や現場に応じて適宜、応用願います。

基本的な施工方法

  • 柱、間柱等の下地が濡れている場合、十分に乾燥させてから施工を開始します。
  • タイベック®スマートの印刷面を室内側に向け、たるみやしわがないように施工します。
  • 縦張り、横張り共に施工することが可能です。
  • 柱、間柱等の下地がある箇所に、タッカー釘もしくは両面テープ等を用いて固定します。
  • タッカー釘は200~300mm程度の間隔を目安として下地材に打ち込みます。
  • 気密テープは幅50mm以上を推奨します。
  • 継ぎ目は30mm以上重ね、下地材がある箇所で固定します。
  • 下地材のある箇所で十分な重ねをとることができない場合は、気密テープ等で固定します。尚、横張りの場合、上下方向の重ね部では下地材がないため、気密テープでしっかりと気密を確保してください。
  • タッカー釘等で強く打ち込んだ場合、タイベック®スマートが破れる恐れがあります。万が一破れた場合、気密テープ等を用いて補修します。大きな破れの場合、タイベック®スマートで張りなおします。
タイベック®スマート
タイベック®スマート

床と壁との取り合い部分の施工方法

  • 壁に施工するデュポン™タイベック®スマートを床下地合板に30mm以上折り返し、気密テープで固定します。
タイベック®スマート

天井(または屋根)と壁との取り合い部分の施工方法

  • 壁に施工するタイベック®スマートは胴差または桁、梁まで張りあげ、端部を気密テープ等で固定します。
  • 天井にタイベック®スマートを張り、壁に30mm以上折り返し、気密テープで固定します。
タイベック®スマート

ご注意

  • 透湿性のある内装材の使用を推奨します。
  • 湿式工法の浴室には使用しないでください。
  • 特に浴室や脱衣所の換気は十分に行ってください。冬場に高温多湿になった場合、壁体内に湿気を入れてしまう恐れがあります。
  • 煙突等の高温になる箇所では、タイベック®スマートが直接触れないようにしてください。
  • タイベック®スマートの保管中は高温多湿を避け、施工中は水に濡らさないでください。
  • タイベック®スマートは外壁下地用透湿防水シートとして使用できません。
  • 製品の特性上、カールしていることがございますが、品質に問題ありません。

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施工事例

画像をクリックすると拡大します。

施行中
施行中
施行中
施行中
施行中
施行中
施行中
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よくある質問

ネーム入れはできますか?
申し訳ございません。タイベックスマートでのネーム入れは承っていません。
ザバーン®BFとは、どのような違いがありますか?
機能性は同様です。
ザバーン®BFに比べ2倍以上の引張強度を有し、タッカー穴の広がりも少なく、よりいっそう長期的な気密性を確保しています。
基材は何ですか?
透湿防水シートとして30年以上の実績を誇るタイベック®を基材として使用しています。
1.5m×30mの規格以外はありますか?
ございません。1.5m×30mのみとなります。
旧品のザバーン®BFを注文することは可能ですか?
申し訳ございません。ザバーン®BFは販売終了となっており、タイベック®スマートでのご注文をお願いします。
可変透湿・気密シート(調湿シート)とは何ですか?
空気中の水分が少ない冬場は湿気を通さず、空気中の水分が多い夏場は湿気を通すシートです。
気密をしっかりと確保し省エネ性を高め、夏も冬も結露を抑制し、壁体内の乾燥を促すことで住宅の耐久性を向上させます。
なぜ可変透湿・気密シートが必要なのですか?
通常の防湿気密シートの場合、夏型結露のリスクや、寒冷地でも木材の初期含水分率が高い場合は夏場のムレによるカビの心配があるためです。
夏型結露とは何ですか?
冷房と外気の温度差によってできる壁体内の結露をいいます。
可変透湿・気密シートが使われているのは日本だけですか?
ヨーロッパでは、このような可変透湿・気密シートを「スマートベーパーバリア」と呼び、近年では更に普及が加速しています。世界的需要増加傾向にあります。
どのような断熱材と組み合わせると特に効果が得られますか?
調湿性のある断熱材等をおすすめ致します。
裏表はあるのですか?
印刷面を室内側に向けて施工します。
縦張り・横張りのどちらがよいですか?
横張りをおすすめします。重ね代部分はアクリルテープなどで補強してください。
どのように施工すればよいですか?
印刷面を室内側に向けて施工します。縦張り、横張りどちらでも対応可能です。
柱、間柱の下地がある箇所にタッカー釘、もしくは両面テープ等を用いて施工します。
建物全体の気密性や結露防止性を保つため、断熱材の内側で切れ目なく連続した状態でシートを施工します。
火災の際など、燃えたら有毒なガス等は出ますか?
有毒なガスの発生はありません。水と炭酸ガスに分解されます。
屋根断熱でウレタンを使用しています。透湿ルーフィングを採用したら、屋根断熱部分の防湿シートは不要になりますか?
防湿シートの施工を省くことができるか否かは、各地域の基準での一次元定常計算が必要になります。基準は平成25年省エネルギーの地域区分を参考にしています。設計担当者に相談をお願いします。

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